やさしくない人物画

    ルーミス先生の著書はどれも素晴らしいのですが、やさしくはありません。そこで本の内容だけでは分かりづらい所を補足できたらと思います。

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    ルーミスやさしい人物画の模索・やさしい顔と手:耳の描写

    耳の描写


    顔のパーツの構造や描写について、耳の描写で一応、最後になります。
    耳の構造については簡単に済ませ、耳を描くための手順が、今回の記事のメインとなります。
    なお、耳の正確な形についいては”やさしい人物”、”やさしい顔と手の描き方”か、写真を参考にして下さい。

    耳の描写については、細かい描写よりも顔を描く場合の、耳の位置の取り方について注目してみました。

    耳の各部のプロポーション

    まず、耳は横から見た場合、15°の角度で後ろに傾いています。
    また、耳の一番広い所の高さは全体の1/2になります。
    耳の穴など各部の大まかな位置は大体、上から1/3づつになり、耳たぶの大きさは、横から見た時の幅の1/2です。
    上から見た時の耳の角度は、白人で頭の側面の角度に対して30°です。(私の作図はかなり適当です。)

    日本人の場合はもっと正面を向いた”立ち耳”が多いみたいです。
    これらの数値が必ずしも当てはまる訳ではないので、あくまで参考程度に捉えてください。

    耳を描くときの問題点は、さまざまな角度において位置をどう割り出すかです。
    それと耳は上から見た場合、頭に対して約30°ほど後ろが外側に開いており、横方向から見た場合も、後ろに15°傾いていて、耳自体も多少湾曲しているため、アングルが俯瞰や、煽りぎみになると、形が変わって見えます。

    耳と鼻は、位置関係は相互に絡み合っているため、いつでもセットで描くべきとルーミス先生も仰っているので今回は、耳の形より位置関係を描く目的で頭部全体を描いてみました。

    30-1.jpg


    耳の描写1

    1:まず頭部全体の傾きを捉えるため、立方体を描きます。
    この段階で、傾きが傾きが違っていると、描いた頭部は最初に意図したものと違ってしまいます。

    2:眉を通る水平方向の楕円を描き、4等分し、ボールを3分割します。
    ここで、楕円が直角に4等分されているように描かれていないと、眉や耳の位置などが狂って見えます。
    ボールを3分割するだけでは、ボールの分割はうまくいかないと思いますので、楕円を描いて、チェックする必要があります。

    3:3分割をもとに、3つの楕円を描きます。
    中心線と3つの楕円の交点は全て交わっていなければ、いびつな頭部になりかねないので、なっとくいくまで交点のチェックと、楕円の修正を行いましょう。

    4:ボールの両端を削ぎ落とします。
    ここで描かれる楕円も、眉を通る水平な楕円と、耳を通る垂直な楕円が中心線と交わっている必要があります。
    なお、この楕円は頭蓋骨の形状にあわせて、上から見て前側が狭まっていた方が良いと思います。

    この楕円は、耳の位置を決定する重要な部分であり、ボールの分割を理解するうえで、最後まで手こずった部分です。

    5:中心から2/3の位置で生え際と、鼻の位置が決定します。
    口と顎のカーブしている線の高さが一致しています。

    6:削ぎ落として出来た楕円をもとに、耳が収まる箱を描きます。
    傾いた頭部の耳の位置と形を取りやすくするため、箱をえがきます。

    7:耳の傾きを参考に箱の中に耳の、アタリとなる平面を描きます。
    この作業により、頭の陰になって見えなくなっている、耳を描く手がかりが得られます。

    8:頭蓋骨の形状を描いて、頭部を描くアタリとします。

    30-2.jpg


    耳の描写2

    面の構成を使って描きますので、それ以外は”耳の描写1”と同じです。

    30-3.jpg

    30-4.jpg



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    1. 2014/08/30(土) 09:34:19|
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    ルーミスやさしい人物画の模索・やさしい顔と手:唇の描写

    唇の描写


    今回も小ネタです、前回で口の構造や、プロポーションについて書きましたが、唇の外観といいましょうか、描写について、ふれていないので簡単ですがまとめてみました。
    普段、絵を描いておられる方なら大体知っている事だと思いますが。
    しかし、私も絵を描いてそれなりに知っているつもりでも、唇単体で描く、練習をしたことがないため、良い機会かも知れません。

    前回、口の構造で書いたように、上歯が下歯に被さるようになっているため、唇もまた上唇が下唇に対して、被さっています。
    ”やさしい顔と手の描き方”で、示されているように、上を3つ、下を2つに分けて捉えると分かりやすいと思います。
    唇は概ね、歯と歯茎の形にそっているため、唇も描く時に円柱にそったようなカーブを描きますが、
    上唇の真ん中は鋭角的に少し突き出ており。
    その両側はV字形に少し凹み、唇の両側は緩いカーブで丸みのある膨らみが被さり、下唇はかすかに2つに分かれた、丸みのある膨らみを意識すると女性的な柔らかい表現が出来ると思います。

    唇を描く手順
    唇を描く手順という大層なものではありませんが今回、この記事を書くことで、気づいたことなどを書いてみたいと思います。

    1:まず全体を描く訳ではないので、アタリとして骨格らしき物を描きますが、立方体でも良いと思います。

    2:唇の大まかな形を描きます。このとき上唇を3つ、下唇を2つの部位に分けます。

    3:薄く唇の膨らみの線を描き、立体的な形を捉えます。

    4:かるく影を入れて、描写するためのキーとなる膨らみを確認します。

    5:同じ調子にならないように、影の部分や、膨らみに合わせるなど、描き込みの強弱を調整します。
    目を描く時も同じように、強弱を付ける事で、それぽくなります。

    上下のの歯と歯茎の立体的なアタリをとる時に紙コップのような物を上下逆さまに重ねた形を想像すると、立体的なカーブと顎の形を取りやすくなるかもしれません。

    29-1.jpg


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    1. 2014/08/23(土) 22:40:53|
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    ルーミスやさしい人物画の模索・やさしい顔と手:口の構造

    口の構造

    口周りの構造についてまとめてみました。
    唇と頬の組織は、アーチ状カーブを描くの歯と歯茎にピッタリと沿うように形成されており、口の両端は後ろに引っ張られたようになっています。
    下前歯にたいして上前歯がかぶさるようになるため、上唇も下唇にかぶさるようになっています。
    舌はかなり厚みがあり、舌の幅は、力を入れていない状態では、下顎の歯茎いっぱいに広がっており、歯の裏側にピッタリと、くついています。

    顔を描くうえで参考になる特徴

    顔を描く上で役立つと思われる、外形的特徴です

    1:正中線、眉の間の鼻骨とあごの先へ30度の線をひくと、中間に頬骨のくぼみがあります。
    また、頬骨のアーチ(手でさわって一番突き出ているところ)は耳の中心と高さが一致します。

    2:口(歯と歯茎)の縦の長さは、鼻からあご先までの2./3を占めます。

    3:下前歯にたいして上前歯がかぶさるため、上唇も下唇もかぶさり、上唇は下唇よりわずかに、突き出ている、その角度は⒎5度になります。

    4:唇と歯の幅はほぼ、一致します。

    5:歯の幅と、眼窩の中心は一致します。

    28-1.jpg


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    1. 2014/08/16(土) 00:24:45|
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    ルーミスやさしい人物画の模索・やさしい人物画:遠近法で描くアクションポーズ

    遠近法で描くアクションポーズ

    動きのあるアクションポーズを描こうと思いましたが、どうせなら遠近法の練習になるようなポーズにしてみました。
    納得のいくまでラフにスケッチをしてから骨格の人体模型などでポーズをまとめ、パースを描くことになります。
    特に難しくないポーズの場合は平面的な折り紙で作ったようなもので良いかと思いますが、体のパーツが傾いていたりするようなポーズの場合は、3面図のように上面、正面、側面のスケッチをするなど、各パーツの傾きや捻りぐわいを理解する必要があるように思います。

    ガンアクションを描く
    描いてみると、あまり格好の良いポーズでは、なかったようです。
    このポーズの場合は上半身にほとんど傾きや、捻りがなく全体的に複雑なポーズではないので平面の板でパースのあたりとします。
    描き辛いのは腕のパースのかかり具合いと手の形でした。

    27-1.jpg


    剣舞アクとョン
    このポーズの場合、上半身の捻りや傾きを知る必要が有りました。
    腰が傾いていた方が動きのあるポーズなり、遠近感を感じられるかなと思ったからです。
    一枚の参考写真だけで分かりにくい時は自分でポーズをとってみたりするんですが、自分でポーズをとりながら、写真をとるのは難しいのでデッサン人形やスケッチで確認してみました。

    27-2.jpg
    27-3.jpg





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    1. 2014/08/09(土) 23:31:21|
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    流魅守

    Author:流魅守
    ルーミス先生の著書はどれも素晴らしいのですが、やさしくはありません。そこで本の内容だけでは説明せれていない所を3Dや図版を使って理解しやすいものにできたらと思います。

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